一般的に、新築の住宅の外壁を塗装するタイミングは、8〜12年が目安と言われています。場合によってはそれ以上経過していてもよいですが、ここまでタイミングに幅があるのは、外壁にはいろいろな材料が使用されていることと、立地環境によって外壁の劣化スピードが異なることが理由となっています。
ご自宅の外壁にはサイディングが使用されていることですが、サイディングにも種類がいろいろあって、窯業系サイディングであれば塗装の目安は7年〜、金属系・木質系・樹脂系のサイディングなら10年〜が塗替えの目安となっています。
これらはあくまでの目安の年数であって、メーカーや製品の品質によっても耐久性は変わってきます。そのため、詳しくは外壁の製品情報を確認してみてください。
また、二度目の塗装を行う際には、最初の塗装で使用した塗料の種類によってもタイミングは変わってきます。たとえば、ウレタン塗料を使用した場合は5年〜、シリコンだと7年〜、フッ素だと15年〜などとなっています。
サイディングもそうですが、塗料も年々耐久性の高い商品がどんどん開発されているので、今後はよりサイディングの耐久性は上がっていくことが予想されます。
前述しましたが、外壁塗装を行うタイミングは立地環境によっても大きく異なるケースがあります。外壁は四六時中雨風にさらされていて、他にも紫外線や排気ガスなどいろいろな影響を受けます。雨があまり降らなかったり、紫外線の影響をあまり受けなかったりすると、外壁の劣化スピードは遅くなるため、外壁の耐久性は高くなると言えます。
外壁にひび割れや色あせや剥がれなどの症状が出ているときにも、外壁塗装をするタイミングと考えましょう。