外壁塗装が必要になると、外壁に何らかの異変が起きています。症状によって緊急性も異なり、タイミングが遅れると外壁から雨水が侵入して家の寿命を縮めることにもなりかねません。
まず、緊急度は低いですが、カビや苔が生えている場合は、汚れが付きやすい状態になっているため、見た目が気になるなら外壁塗装を行うことをおすすめします。カビや苔については、外壁を洗うことで簡単に落とせることもあります。
外壁の塗料の樹脂が劣化すると、着色料である顔料の成分が粉末状になって外壁の表面に露出する「チョーキング」という現象が起きます。別名「白亜化（はくあか）」とも呼ばれていて、触れると白い粉が手につきます。この現象が見つかった場合は、早めの塗装が必要だといえます。
外壁に割れが見つかった場合、小さい割れだと塗料で埋めることができますが、致命的な損傷になることもあるため、できるだけ早めの塗装や補修を行いましょう。
外壁の剥がれは典型的な劣化現象の1つで、塗装が剥がれてしまうと紫外線や風雨から家を守れなくなり侵食されてしまいます。剥がれが見つかった場合は、外壁が受けているダメージが大きいと考えて、すぐに業者に連絡して塗装工事をしてもらいましょう。
剥がれが見つかったらかなり危険な状態です。そのまま放置しておくと部分補修だけで対処できなくなり、外壁の張替えが必要なることもあります。
塗装工事は一般的な住宅だと数十万円の費用で済みますが、張替えとなると100万円単位のお金が必要になります。塗装で済む場合も剥がれの範囲が広くなればなるほど費用が高くなるので、早急に塗装業者に連絡してください。
今では無料で外壁の状態を診断するサービスを提供している業者も増えているので、自分で判断できない場合はそのようなサービスを積極的に利用することをおすすめします。