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Q

中古住宅の屋根工事を行うタイミングとは?

質問 横浜市内で中古住宅の購入をするために、現在物件探しをしているところです。
本当は駅の近くに土地を購入してマイホームを建てられればよいのですが、希望する場所で予算に合う土地がなく、さらに理想の家を建てるとなると予想以上に高額な費用がかかることが分かり、家を新築することは断念しました。
すでにいくつかの候補が見つかっていて、すべて築10年前後経っていますが、古い以外は大まかな条件は満たしています。
聞きたいことは、中古住宅の屋根工事を行うタイミングについてです。外壁や家の中などは目に見えるので劣化具合を確認できますが、屋根の上は見えないので、家を建ててどのくらいでどんな工事が必要になるか知りたいです。工事ごとにかかる費用もわかればありがたいので、ご回答お待ちしております。
yajirusi
A

屋根の種類によってもタイミングは変わります

日本の住宅では、屋根材として主にスレート、金属(ガルバリウム鋼鈑)、瓦の3種類が用いられています。
スレート屋根は、最も多くの住宅で使用されていて、防水性、耐火性、耐久性を兼ね備えています。
金属屋根は耐久性に優れているのが特徴で、屋根修理の頻度を下げることができます。ただし、スレート屋根に比べると価格は割高となります。
瓦屋根は半永久的に使用できる素材ですが、大きな地震がくるとズレなどが起きやすいため、定期的な修理が必要になります。
目安として、スレート屋根は15〜20年、金属屋根は20〜40年、瓦屋根は50年以上が耐用年数となります。
ただし、修理を含む屋根工事は、耐用年数ギリギリで行うのではなく、早めの時期に行うことが推奨されています。具体的にはスレート屋根なら10〜15年、金属屋根は20〜30年、瓦屋根は10〜15年を目安にしましょう。
中古住宅を購入する場合は、過去の修理歴も確認して、しかるべきタイミングで工事を行いましょう。
屋根工事には、部分的な修理、塗装、葺き替えなどいろいろな種類があります。
瓦屋根以外には定期的な塗装工事が必要となり、塗装には耐久性を高くしたり水漏れを防いだりする効果があります。一般的な戸建住宅なら50万円前後が塗装工事にかかる費用の目安となります。
部分的な屋根の修理には、1mあたり数千円から1万円程度の費用がかかりますが、工事の種類によって工事費が異なります。
屋根の葺き替えとは、既存の屋根を撤去して新しい屋根に取り換える工事です。この工事には100万円以上の費用がかかるケースがほとんどです。
既存の屋根の状態が良い場合は、その上に新たな屋根を設置する重ね葺きという方法で対処でき、この場合は100万円以下に工事費を抑えることも可能です。
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