結論からお伝えすると、冬でも外壁塗装してもらうことは可能です。確かに、外壁塗装を行うためには気温なども含めた条件があり、条件が整わないと外壁塗装で使用する塗料が持つ機能を十分に引き出せない可能性もあります。
ただし、冬場以外にも条件が整わない季節はあり、冬でも条件を満たせる日はたくさんあるため、全ての季節で外壁塗装は可能です。
塗装メーカーが公表している塗装に適していない条件には、気温が5℃以下、湿度が85％以上という2点があり、冬場でもこの条件に当てはまらなければ工事をしても塗料の機能が発揮されることになります。
湿度の面だけで考えれば、雨が少なく湿度の低い日が多い冬は外壁塗装に向いていて、これが冬に外壁塗装を行う最大のメリットといえます。
冬でも晴れの日が続く時期を狙って工事をすれば、スムーズに作業が進むことになります。また、1年の中で最も空気が乾燥するのは12〜2月とされているため、冬場は塗料を乾燥させやすい時期でもあります。
外壁塗装をする際には窓ガラスなどを養生しなくてはいけませんが、寒い冬場であれば窓を開ける機会が少ないため、窓ガラスを養生して塞がれてもストレスになりにくいということもメリットとして挙げられます。
冬に外壁塗装するデメリットとしては、降雪や夜間の凍結などによる工事に向いていない日が多くある点と、日照時間が短いことから工期が長引く可能性が高いことが挙げられます。
特に雪国だと大雪の日は塗装作業を行うことができなくて、工事中に突然雪が降ってきて作業の中断を余儀なくされることもあります。
塗装工事は基本的に外壁が乾燥しているときしかできなくて、濡れている面に塗装すると施工不良により塗膜が剥がれたり浮いたりしてしまうこともあるため、冬場の外壁塗装工事には気をつかわなくてはいけません。